樹脂の厚みについて考えてみる

厚みについて02-01 ブログ

今回お話しする「厚み」については、

少し製造業寄りのものづくりをする上で、もっとも大切なポイントがあるので紹介します。

厚みについて考える02-01

もっとも大切なポイントがあるので紹介します。

 今回お話しする「厚み」については、少し製造業寄りのものづくりをする上で、

その中で、設計者は用途に応じて、適切な厚みを選定することが求められます。

それは、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂が分かれて存在し、

キャスト製法や押出製法などの製造過程に違いがあるためです。

このことから、設計では、板を製作する際に起きる厚みの公差を一番に考えます。

そして、「強度」「たゆみ」、「反り」「ネジレ率」なども計算してものづくりの設計をします。

その中には、厚みによる薄さや厚さから、さらに使いやすさも求められます。

厚みについて02-02

ものづくりの設計者は、樹脂の特性や性質をふまえ、厚みを考慮した設計をしていくことになります。

 さらに、部品や製品になるためには、厚みの特性の次に加工方法も考えていきます。

切削加工や曲げ加工には、ものづくりに欠かせない厚みの観点があります。

薄い板のとき(厚み0.1~2ミリ程度。※樹脂やメーカーにより基準が異なる)

メリットには。

・加工しやすい

・曲げ加工向き

・厚みによる加工時の膨張が少ない

・寸法の精度が高い

 デメリットには。

・反りやすい

・強度が保てない

・もろくて割れさが増す

厚い板のとき(厚み3ミリ以上。※樹脂やメーカーにより基準が異なる

 メリットには。

・たわみにくい

・衝撃に強く

・割れにくい

・耐久性がある

・長期間使える

 デメリットには。

・重いので加工箇所ごとに手間がかかる

・樹脂の種類により、曲げ加工が向いてないものもある

・樹脂の特性上、厚みがあるからといって絶対的強度は備わっていない

など、設計者の図面には、厚みの特性を知り、

厚みによる加工方法を考察されて、様々な工程を経て図面が作製されているのです。

厚みについて考える02-03

・薄い樹脂の例:

・包装材(ポリエステルフィルム:縫製業のアイロンケージに)

フィルムやシート(テフロンPTFE:ベルトや保護シートに)

・有機ELや電子ペーパー(基板にポリイミド:フレキシブルディスプレイ)

・厚い樹脂の例:自動車部品(PET透明:ウィンドプレート)

・建材の副資材や治具として(テフロンPTFE:すべらせる材料や防水パッキンなどに)

・厚い樹脂の例:

・自動車部品(PET透明:ウィンドプレート)

・建材の副資材や治具として(テフロンPTFE:すべらせる材料や防水パッキンなどに)

厚みについて考える02-04

樹脂の板には規格サイズが存在します。

一般にものづくりのための開発会議には、必ず厚みの規格サイズが重要になり、そこから提案や企画が始まります。

それは、板を製造するとき金型には限界がある、というのが大きな理由です。

「3x6板」、「メーター角」、「倍板」と聞きなじみのある汎用サイズの大きさがあります。

そこに厚みが、1ミリ以下から、60ミリ、100ミリなど幅広く製造されています。

厚みについて02-05

ホームセンターにある板サイズには、

厚みのある板を金型で製作する際に、どこまでを許容範囲として作るかが決まります。

温度や湿度、緯度による変化を考慮して製造されます。

そして、樹脂それぞれの物質の特性を考えると、

厚みをきっちり0単位では作ることは物理的に難しいものなのです。

なので、ないと厚みを製作するは困難が生じます。

そのため、機械を製造する開発会議等で、設計の工程考える時には、

厚みよる許容誤差を考慮することが求められます。

設計した部品が機械に嵌められず、機械を動かせないとなっては、

作業が出来なくなってしまいます。

開発会議等による設計図には、問題が起きないよう細かな指示が明記され、

ここからものづくりがはじまります。

厚みについて考える02-06

3mmや5mmの厚みが使われる理由は、強度があり軽量で使い勝手が良いからです。

例えば、アクリル板厚み3mmは、持ち運びやすく、強度も保たれることから、

展示パネル、カバー、間仕切りで使われています。

アクリル板の厚み5mmは、3㎜よりも厚みがあるので、たわみにくいという特徴があります。

日常生活では、棚の板などに多く使用されています。

厚みについて考える02-07

製作する現場でも、厚みを切削加工、曲げ加工のしやすさを求めます。

厚さがあると加工に手間がかかります。

また、薄いと曲がりやすく、加工がしにくいという特徴があります。

そこに、汎用サイズである3mmや5mmは、

穴あけや、折り曲げのしやすさなどの理由から加工現場に好まれています。

そして曲げ加工の際に、接着のリスクが無く強度を保つことができます。

汎用サイズの厚みは、市場価格帯がある程度安定しています。

それはコスト面が抑えられ、ものづくりの材料が選びやすくなるためです。

厚みについて考える02-08

とある樹脂素材メーカーさんと、厚みの話をしたときのことです。

お客様から、いままでにない厚みの要望が増えている。

国内外で需要と供給の見解から、新たな厚みをつくるための金型を製造していきたい。

ぜひ我々のために村上電業さんも周知してほしい、と言われました。

樹脂素材メーカーさんから、たくさんの意見や声を集めて経験値を増やしていきたい、

という要望があるためです。

樹脂素材メーカーさんにとっても、素材の厚みが豊富になることで、

需要と供給のバランスがとれ、ものづくりのための製作が叶うことが理想だそうです。

さらに、思いがかたちになることこそ我々の役目でもある、とも話してくれました。

樹脂メーカーさんの中には、「野望が持つことが大事」と熱い思いを語ってくれたこともあります。

厚みについて考える02-09

村上電業ができることは、協力会社さんとの連携です。

さらに協力会社さんとは、どの厚みが求められるのかの情報交換をします。

そこで得た情報などから、樹脂メーカーさんに向けたより具体的な提案などができます。

村上電業の役目として目指すのは、たくさんの声を集めることに長ける企業です。

樹脂メーカーさんに貢献する企業として、たくさんの厚みがある素材から、

ものづくりの幅が広がることを願い活動していきます。

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