はじめに
村上電業にいただくお問い合わせの多くは「樹脂の色どう表現したら良いのか」です。
色の捉え方は、業種やお客様の見え方によってさまざまです。
今回は、樹脂に色がある意味についてお話します。

村上電業で扱う樹脂素材の色
村上電業で扱う樹脂素材の色は、黒や白、茶色が多いです。
取り扱う樹脂素材は「原色」や「ナチュラル」という呼び方をします。
原色とは?
製造業では、原色を「そのまま」「混じり気のない」いう意味で使っています。
ものづくりで使う樹脂素材は、
母材そのままで複合材や積層板を製造することが重要とされています。
なぜなら、ものづくりの過程では、色が入っていると、
機械部品や産業機器などに影響が出るとされているからです。
影響がでるのは、切削加工に精度が下がり、
絶縁に影響が出やすいのが原因と言われています。
そのため樹脂素材は、原色のまま製造された樹脂を使うことが主流となります。
機械部品などに茶色や白色が多いのは、原色の素材まま使っているからです。
ナチュラルとは?
製造業で、ナチュラルと表現する樹脂は、
MCナイロン(乳白色)、POM(白)、PEEK(淡いベージュ色)です。
ナチュラルは、着色のないそのままの「素材」をいいます。

村上電業の取り扱っている樹脂
・ベークライト(フェノール樹脂)原色とは
村上電業で取り扱っているベークライト(フェノール樹脂)は、「原色」といいます。
ベークライト(フェノール樹脂)は、ナチュラルとは違う捉え方をします。
原材料は、そのままの色という意味で「原色」と表現します。
ベークライト(フェノール樹脂)は、
原材料に紙や布に塗布して、熱によって硬化して製造します。
ベークライト(フェノール樹脂)の原色は、経年変化で色の捉え方が変わります。
色は、経年変化で起きるオレンジ、黄色、淡い茶色、濃い茶色で表現されます。
・エポキシガラスに白がある?
絶縁材料樹脂素材は種類が豊富です。
その中でエポキシガラスは、歴史が浅い樹脂です。
エポキシガラスは、ガラスの繊維とエポキシ樹脂から製造します。
エポキシガラスが出始めた当初、見た目を考え着色されました。
それは、エポキシガラスを主流にさせるための作戦でした。
エポキシガラスは「緑」と、着色した「白」で製造を始めました。
白色に装飾した理由は、見た目を重視していたからです。
色を入れるには、コストがかかります。
エポキシガラス製造の開発者は、絶縁材料に色は必要なのかと考え直しました。
そして、エポキシガラスは、絶縁材料として使われることが重要であると決めました。
そのため、現在のエポキシガラスは、色がついていない「無着色」の緑色です。
色が少し薄くて白っぽいエポキシガラスがあるのは、製造するメーカーの特徴からです。
また、エポキシ樹脂を使った白い板は存在しますが「白いエポキシガラス」そのものは存在しません。
このことからエポキシガラスは「無着色(少し緑っぽい)」ものと表現されることが多くなりました。

まとめ
村上電業の取り扱う樹脂素材は、色の表現が数多く存在します。
樹脂の色については、その時々のお客様にわかりやすく説明できるよう心がけています。
色の相談があったときには、表現についての意見交換を業務に取り入れています。

