身近なアクリルと村上電業のつながり

身近なアクリルと村上電業のつながり ブログ
村上電業のおしごと
アクリル製品開発中

村上電業の取り扱う素材には、部品製作を主としており、工業用に使う樹脂が多くあります。

また、当社は工業用に開発された樹脂「エンジニアリングプラスチック(通称エンプラ)」部品製作も、得意としています。

今回はその中でも、産業用でも活躍するアクリル樹脂を紹介したいと思います。

「アクリルってなんだろう?」から、アクリル板から当社のお客様とのエピソードまでお話します。

2025年2月、お客さまから「アクリル白板を使用した、銘板彫刻を製作して欲しい」との依頼受注がありました。

そこで、「アクリル板を使って製作する」理由を、村上電業は一度考えてみることにしました。

我々のものづくりの世界で、汎用素材として工業や産業の分野でも活用している樹脂であること、日常生活でも欠かせない身近な存在のアクリルについて、深堀していきたいと考えました。

アクリルについて語る04

 

まず、アクリルの由来を調べました。本来は、メタクリル樹脂を称してアクリルといいます。

ウィキペディア参照。アクリル樹脂 – Wikipedia

耐水性がある特徴を使って「アクリル絵の具」があります。

また、塗膜が強いので塗料の耐候性に優れているとして、アクリルが使われています。

部品加工製作の素材として、

アクリル樹脂は、「アクリル板」や「丸い棒」、「パイプ」などの形状に作られていきます。

生活の大事な場所にある「あの透明なプラスチックは何でできているのかな」と思うことはないでしょうか。

例えば、動物園や水族館の巨大水槽は、ガラスではなくアクリルパネルが支えているのです。

ある水族館が出来た当時、「この大きな水槽は硝子じゃないと思うけど、何の素材で作られているのかな?」と考えていました。

水族館の係員さんは、「これはアクリルでできた水槽です。自然災害対策のためです」と話していたのを思い出します。

また、飛行機の窓もアクリル製です。窓は二重構造になっています。その理由には、外側が割れても、内側の窓が支える役割があるためです。

そして、鉄道の座席横にある大きい仕切り板は、アクリル板が二重構造で使用されています。

さらに、この座席横に大きなアクリルが使われている理由には、立っている人と座っている人の接触防止と、スマホ覗き防止の観点からなのです。

街中を調べていくと、ありとあらゆる場所にアクリルが使われていことがわかります。

アクリルは、生活を支えてくれている意外と大切な樹脂とわかりますね。

アクリルについて語る06

アクリルの形状には、板と丸棒、パイプとして製作されていますが、

アクリルの種類には、一般的なグレードのもの以外に、屋外向けに耐候性のアクリルがあります。

光の反射を抑えるための「ノングレア板」、光をやわらかく広げる「拡散板」もあります。

下記のように着色を施した、用途に合わせたアクリルがあります。

例えば 透明アクリル 白  黒ブルースモーク ブラウンスモーク

アクリル透明ブラウンスモーク

※半透明なアクリル板 透けて中がぼんやり見えるため、見える範囲が限定されますが、全体が確認できる板です

例えば アクリル半透明板には

アクリル透明カラー色たくさん

※ 赤、青、緑、黄、黒、白など色が「豊富」にあります

例えば 鏡面加工されたアクリル 

アクリルと鏡面

※鏡面アクリルは、割れにくいのが特徴です。手元にある鏡はアクリルミラーかも?

例えば 蓄光アクリル 

蓄光アクリルについて
村上電業のおしごと

 ※蓄光アクリル 非常口のピクトグラムのマークに使われています。 

などがあります。

看板に使わるアクリルには、アクリル乳半が使われていたります。

看板とアクリル

外を歩くとわかりますが、室外よりも室内のお店や企業の看板でよく見かけますね。

現在はコスト面や耐久性の課題から、アクリルの看板は少なくなってきています。

デザインが豊富で飾りつけされています。

さて、お客様からのアクリル白板を使用した、銘板彫刻製作依頼の話ですが、

この銘板彫刻とは、板に文字や記号を彫って加工することを「銘板彫刻」といいます。

身近なところで、アクリル赤色板に「送水口」とあるのを、見かけることがあると思います。

火災のときに、消防車が水を送るための大事な設備の案内板として設置されています。

この銘板彫刻に適しているアクリルには、インクがなじみやすいのが特徴です。

さらに乾きが早い特性のあるアクリル製作されています。

そして、粘つきが発生しないような特性を持ち合わせています。

なので、製作依頼のアクリル白板も、銘板彫刻に適したアクリルが使われています

アクリルについて語る03

村上電業のアクリルを使った製作一例

・車内に搭載する制御盤のための、「アクリルスイッチカバー」として製作の依頼

「展示会行灯」に、光を通すタイプのアクリル乳半(半透明アクリル)を使ったカバーの依頼。 

「ホルダー」の製作にアクリル透明を使い製作をし、遮光や耐久性の強度を出す為に、

「黒の塗装(塗料を塗る)」までの製作を行っています。

他にも「機械部品の治具」として、「簡易」な【穴あけ加工品】を製作して、

お客様の手元で″大活躍中”です。

まずアクリルは、熱硬化性樹脂なのでリサイクル向きとされています。

(※この熱硬化性樹脂とは、一加熱すると溶けて軟化し、冷却すると固化する性質を持つことをいいます。)

熱可塑性樹脂 – Wikipedia

そして、アクリルのリサイクル方法には、

  1. 原料に戻す
  2. 溶かして形を変える
  3. 熱エネルギー

として活用する方法があります。

3つのリサイクル方法から、アクリルは新たなかたちになって再利用されているのです。

例えば、コロナ禍で活躍した

「飛沫防止アクリルパーテーション」が、リサイクルとして回収されるニュースは、記憶に新しいですね。

そして開発中でありますが、バイオアクリルの研究も進められています。

ここ数年で、生活の楽しみとして、「アクリル」が使われているものがあります。

それは、趣味ひとつである推し活コレクションに必須の「アクリルスタンド」です。

アクリルの使い道の選択肢は、広がりを続けているのがわかります。

アクリルについて語る004

村上電業も、環境に優しいアクリル素材を、取り入れるための仕組みづくりを模索しています。

何よりも、お客様からの「アクリルについて」のご相談には、しっかり対応できるようにすることです。

日々の学びを「大切」にして、業務に取り組んでいます。

アクリルついて紹介したこと。

次回「アクリルができるまで」、「製造業のアクリル板の取り扱い」、「村上電業とお客様とのエピソード」などを紹介します。

タイトルとURLをコピーしました